大阪Little heart
だんだん屋上の人が減りはじめて、暗くなってきた。私たちは屋上の木で人目につかないように時間を待った。
グゥ~~
2人のお腹の虫はなると共にお腹と背中をくっつかせた。
「なんか食べよっか。」
隆平のその言葉で2人になってから、何も食べてないことに気が付いた。2人はオムライスの店に入った。
そこら中がカップルで、私たちの隣はカップルと外国人観光客だった。私たちは注文を済ませ、隣のカップルの会話を聞くことにした。
最初は普通に学校のことを楽しげに話してた。でもだんだん話が変な方向に向かい、しまいには彼氏の方が彼女に、
「都道府県と県庁所在地を上から言ってってみ~」
にいっちゃった。
隆平と私は学校行ってるから大丈夫だろ?みたいな表情で顔を見合わせてまた会話に耳をむけた。
「えっ!でもうち青森県青森市と秋田県秋田県と岩手県…」
「言われへんやん」
「えっじゃあわかるの?」
「えっ岩手県いわっあっ盛岡市やろ?」
「いま岩手市って言おうとしたやろ~。」
隆平と私は笑いを耐えるのに必死だった。
「秋田の下は何やっけ?」
「えっと、山形あのさくらんぼのやつ」
「山形県山形市だっ。で横が宮城県仙台市。」
「その下は福島県福島市!その下は?」
「千葉県横浜市」
ここで2人は限界に達した。『千葉県横浜市だって~』と目で会話してた。
そしたらタイミングよく店員さんが料理を運んできてくれた。
そのカップルは美味しかった~と言いながら帰ってった。2人は席を立ったカップルが見えなくなったところでとうとう笑った。
「千葉県横浜市だって~笑」
「途中言われへんかったやん!」
その時初めて彼のケラケラ笑うかわいい顔を見た。
そこから食べ終わるまでは思い出し笑いとの闘いだった。2人は食べ終わると、みゆきの家へと歩き出した。
「今日はありがとうな。むっちゃ楽しかった。」
「こっちこそお世話になってごめんね。」
前からなんやらたっくさんのビニール袋を持った人が見えた。みゆきたちだ。
「玲~!花火やろ~」
久しぶりの花火やった。みゆきと会ってから全てが久しぶりで、夏休みがずっと続けばいいと思ってた。
グゥ~~
2人のお腹の虫はなると共にお腹と背中をくっつかせた。
「なんか食べよっか。」
隆平のその言葉で2人になってから、何も食べてないことに気が付いた。2人はオムライスの店に入った。
そこら中がカップルで、私たちの隣はカップルと外国人観光客だった。私たちは注文を済ませ、隣のカップルの会話を聞くことにした。
最初は普通に学校のことを楽しげに話してた。でもだんだん話が変な方向に向かい、しまいには彼氏の方が彼女に、
「都道府県と県庁所在地を上から言ってってみ~」
にいっちゃった。
隆平と私は学校行ってるから大丈夫だろ?みたいな表情で顔を見合わせてまた会話に耳をむけた。
「えっ!でもうち青森県青森市と秋田県秋田県と岩手県…」
「言われへんやん」
「えっじゃあわかるの?」
「えっ岩手県いわっあっ盛岡市やろ?」
「いま岩手市って言おうとしたやろ~。」
隆平と私は笑いを耐えるのに必死だった。
「秋田の下は何やっけ?」
「えっと、山形あのさくらんぼのやつ」
「山形県山形市だっ。で横が宮城県仙台市。」
「その下は福島県福島市!その下は?」
「千葉県横浜市」
ここで2人は限界に達した。『千葉県横浜市だって~』と目で会話してた。
そしたらタイミングよく店員さんが料理を運んできてくれた。
そのカップルは美味しかった~と言いながら帰ってった。2人は席を立ったカップルが見えなくなったところでとうとう笑った。
「千葉県横浜市だって~笑」
「途中言われへんかったやん!」
その時初めて彼のケラケラ笑うかわいい顔を見た。
そこから食べ終わるまでは思い出し笑いとの闘いだった。2人は食べ終わると、みゆきの家へと歩き出した。
「今日はありがとうな。むっちゃ楽しかった。」
「こっちこそお世話になってごめんね。」
前からなんやらたっくさんのビニール袋を持った人が見えた。みゆきたちだ。
「玲~!花火やろ~」
久しぶりの花火やった。みゆきと会ってから全てが久しぶりで、夏休みがずっと続けばいいと思ってた。