貴方から得たもの

椋クンと付き合ってから
２週間が過ぎた


何も大きな問題もなく
平和に過ごしていた


椋クンの中学の同級生が
私の学校の先生ということを
知り、私はその
鮎美先生に椋クンと付き合っていることを話した。


もちろん先生にも

"那依、本当に大丈夫？"


と心配された。

徐々に椋のことを好きに
なっている私にしたら
心配されることが嫌だった。

椋クンのことを
そんな風に言われるのが
すごく嫌だった。


１ヶ月もしないうちに
椋クンと私のことは
クラス全体に広まり
授業中には私の恋愛トークに
なることが多かった。



今、このときに私が
みんなに言われたこと
しっかり聞いてたら
きっと後悔しなかったと思う。

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