貴方から得たもの


私は椋クンの車まで
走って行く。

ガチャッ

私『わざわざゴメンね』

椋『いいよ~♪』


椋クンは怒ってなかった。


私『那依が男の人と飲んだり
  遊んだりすること椋クン嫌?』


椋『那依はどう思う?逆の立場  だったらどう思う?』


私『………嫌だ。』


椋『でも今回は采花もいたし、
  男と2人きりじゃないなら学生だし
  遊びたいもんね!いいよ♪』



椋クンは優しくて
私の気持ち分かってくれる。
分かろうとしてくれた。

でも、私は少し
寂しかったりもした
"束縛"されたかったのかも。





その日は夜景を見に行った。


真っ暗な中
椋クンが私に近づき
後ろから抱きしめられた。


椋クンとこんなに近くに
なったの初めて……


緊張して緊張して
顔も熱く赤くなり
心臓もバクバク高鳴ってる。


沈黙が緊張を高め
恥ずかしくなった私は
無理に会話を作ろうと
必死だった。


椋『緊張して恥ずかしくて
  今、一生懸命なにか
  話そうとしてるしょ?』

と、椋クンは笑った


私『…………//』


……全部バレバレだ。



そのまま沈黙がつづき
椋クンが
キスをしようとした。


私は避けてしまった。


嫌じゃなかったのに
むしろ、もっと近づきたいと
思ったのに身体が勝手に
椋クンのことを抑えてた。


キスを拒否したことから
気まずくなると私は
思って反省をしていたら


椋『大丈夫だよ(笑)』

と笑ってた

椋『今度は避けないでね~♪』

といい私から離れ
ギアチェンジして車を
発進させた。



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