おバカくん
でも、
そろそろ決着をつけなければならない。
いくら好きでも
今と変わらない、頼を見てられない
付き合ってる、のか疑問になるときもあるこの関係
あたしは耐えれそうにもない。
キンコンカーンコン
結局、何も話さないままお昼を終えた
スタスタ、と歩いていく頼に
『‥頼』
あたしは声をかけた
頼は驚いたように振り向いた
『もう、これ以上は無理』
あたしは頼の目を見て、言い放った
頼は馬鹿にしたように笑って
『別れられんの?』
この、言葉にあたしは我慢ができなかった。
心の中で
別れられそう?
と問いかけた。
時間もかかるし、わからないけど
これ以上は耐えれない
と聞こえたように思えた。
だから、あたしは
『うん、別れよう。』
と、頼に言い残して
頼の横を通り抜いて、教室へと歩いた。