-俺と死神の関係-

周りが騒ぎ立てる。


「人が落ちたぞ!」


「早く登ってこい!」


そんな声が飛び交う中、俺は真っ赤に染まるオーラを見た。


死神の口元はニヤリと笑い、その女の人に向けて鎌を振り下ろした。


白いモヤのようなものがフワリと浮かび上がり、死神が首から下げていたドクロのペンダントへ吸い込まれて行った。


それを見ている俺に気づいたのか、死神はこちらに 顔を向けた。

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