抹茶な風に誘われて。
「……抹茶な風に誘われて」
気づけば、口に出していた思い。
すらりとした眉を上げて、ただ楽しげに私を見た静さんが、いつもの微笑を浮かべた。
「――いいかもしれないな、その名前」
途端にわきあがった拍手と歓声に包まれながら、私はまた涙がこみ上げてくるのを抑えられなかった。
「よーしっ、名前も決まったところで、景気付けにパアーッと行こうよ! 初詣!」
明るい声をあげた優月ちゃんが先導して、みんなが賛成した。
気づけば、口に出していた思い。
すらりとした眉を上げて、ただ楽しげに私を見た静さんが、いつもの微笑を浮かべた。
「――いいかもしれないな、その名前」
途端にわきあがった拍手と歓声に包まれながら、私はまた涙がこみ上げてくるのを抑えられなかった。
「よーしっ、名前も決まったところで、景気付けにパアーッと行こうよ! 初詣!」
明るい声をあげた優月ちゃんが先導して、みんなが賛成した。