愛河モナミさんの秘密
★1
初めまして、モナミは最強なのです
【立てば芍薬】
「はい、今日の授業はここまで。委員長号令!」
今日の授業が終わった。
「はい。起立」
号令をかける委員長に皆、席を立った。
そして、1人の少女が立った時、
教室にいる全員が彼女の方へと振り向く。
『うわぁ~相変わらず綺麗だ・・・』
とある男子生徒は感嘆な言葉をもらし、
『Excellent!』
またあるアメリカの留学生は思わず言ってしまい、
『天使がここにいるわ・・・』
と女子生徒たちが言葉を交わし
『女神降臨だ!』
『三次元は信じないが君だけは信じる!君は三次元に舞い降りた天使――いや、女神さまだ―――!』
とあるオタク男子はその少女を崇め立て奉った。
そして、教師までもが
『美しい・・・ぜひ、私の嫁にしたいものだ・・・』
そのような問題発言を言う。
少女は皆の視線を浴びていることに気が付き、
「どうしたのですか?皆さん」
なんともまあ、それはそれは穏やかに美しくも可愛い声で一言周りに尋ねた。
その一言に周りは従順し、頬を赤らめる。
男も女も関係なしに虜にした。
そして少女はクラス委員長に顔を向け
「山田君、礼の号令をお願いします」
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