君の言葉を胸に
そんなときだった。
「野村……?」
振り向くと、そこには紗菜がいた。
って、紗菜…!?
俺は尻餅をついた。
そのせいで、少し物音をたててしまった。
「何でここに…?」
「学校の帰りなの。野村は何で?」
「コンビニ行こうとしてて…」
「へぇ…。そんな野村クンが何でここに?」
「……………」
茂みの向こう側には、原和田と多田さん。
はは、はははは…。
もうこれ笑うしかないじゃねぇかー…!!