君の言葉を胸に





次のページをめくる。


俺は、一枚の写真に目がいった。


たくさんの流れ星。


流星群か…。


綺麗な流星群を見ずに、見つめ合う二人。


肩と肩がぶつかり、手を繋いでいる。


これ、懐かしい…。


顔、近いと思ったんだけどな…。


こうやって見ると、あんまり近くないんだな。


やっぱ、流星群だったんだ…。


全然気づかなかった。


緊張してて、松山さんと話すのが精一杯だった。


触れてる肩と手が異常に熱を持っていた。





< 129 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop