君の言葉を胸に





……しかも。


よく考えれば、観覧車って…二人きり。


「わあ!見て、あそこ!綺麗だよー」


まあ、紗菜にそういう気はなさそうだけど。


でも、はしゃいでるのも最初のうちだけ。


しばらくすると紗菜は黙ってしまう。


「…隣、来る?」


「うんっ!」


紗菜は急いでこっちに来る。


「ちょ、危なっ…」


「わあ!?」


やっぱり転んだ。


見事、俺の上にダイブ。





< 172 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop