君の言葉を胸に
「そんなーっ!!せっかく野村がいっぱい降ってくるのにカメラを忘れるなんて!俺としたことが」
「は?意味分からん」
「ははは。何言ってんだよ。野村は流れ星だろ」
はは、お前が何言ってんだよ。
てか、違うし。
「え?え?何のこと?」
意味の分からない松山さんは、眉が垂れ下がっている。
あれ、それは関係ないのか?
「なかなか見つけられない。見つけてもすぐどっか行っちゃう。ね、こいつ、流れ星みたい」
あーあ。松山さんにまで言っちゃったよ。
「確かに」
あーあ。松山さん認めちゃったよ。
「でもさ…」
松山さんは言葉を続けた。