君の言葉を胸に
「どっちかって言うと、松山ちゃんが北斗七星だよねー」
原和田は立ち上がる。
そして俺の隣に座り、俺を押す。
「痛っ。何すんの…」
「流れ星は北斗七星の近くにいって下さーい」
なんなんだよ、こいつ。
仕方なく少しだけ松山さんの方へとつめると、また原和田が押してきた。
「だから何すんだよ!?」
「もっとつめろ~」
グイグイ来やがる。
俺はゆっくり松山さんの隣に行く。
そこでもう一押しされ、肩と肩がぶつかるぐらいの近さになった。
って、ちょ、近っ…。