君の言葉を胸に
缶コーヒーを頬に当てられる。
冷っ…。
「そこは、俺のことも見ててね、でしょ」
上を見てみると原和田がいた。
いたのか……。
って
「聞いてたのか!!?」
「えへ。偶然ね」
俺の顔は、赤くなる一方。
最悪。
ほんと、最悪。
「あ、死んだ」
俺も倒れた。
もちろん、手は繋いだまま。
空は星が綺麗だった。
降ってきそうなぐらいに。
こんな星の降りそうな夜には、もう二度と三人で来るのはやめようと、俺は誓った。