君の言葉を胸に





言っておいて何だが、恥ずかしい。


とてつもなく、恥ずかしい。


「……行く?」


「…。うん、行く。行きたいっ!」


松山さんの目は輝いていた。


そんな松山さんを、可愛く思う。


「そか。じゃ、明日9時に俺ん家来て」


「うんっ!」


明日がとても楽しみになった。


“死にたい”と言っていた俺が今“生きたい”と思うのは、君のおかげだろう。





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