君の言葉を胸に





また空を見る。


「………悪かったな」


「は!!?なにが?」


「素っ気なくて、……悪かったな」


原和田は、いつも通りクスクスと笑う。


「ククククク…」


「なにが可笑しいんだよ、気持ち悪いな」


「いや、意外と可愛いんだなー、って思ってさ」


「は!!?意味が分からない」


そう言うと、原和田はまた笑う。


「ほんと、変なやつ。クククク…」


どっちがだよ。


お前のが充分変なやつだっつの。





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