君の言葉を胸に





それからもしばらく言い合いが続いた。


一段落ついて、俺はやっと落ち着きを取り戻した。


「……」


「………?」


女の部屋に、二人きり、か…。


おいしいシチュエーションをありがとう。


でもなぁ…、この女とはなぁ…。


「…ねぇ、ヤりたい?」


聞いてみた。


「何を?」


誤魔化された。


「…大人がすること?」


何か違うな。


「じゃあ無理だね」


笑って返された。


「なんで?」


「私17歳だから」


「………」


「………?」


………あっぶな!


うわ、危なかった。


もう少しで犯罪犯すとこでした。


聞いといて良かったー。





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