君の言葉を胸に
ヤスは、微笑んでる。
原和田はニヤニヤ。
よし、反対側向こう。
絶対何かあるはず。
反対側を向くと、そこには…
「…………え」
「…やっほー……?」
ここでまさかの女。
「河原さん…なんでいんの」
そこには、坂下さん曰わく幼なじみの、河原美沙がいた。
「え、えへ…?呼ばれたの~」
……可愛く言ってもダメだよ。
「……誰に?」
「…内緒?」
…可愛く言ってもダメだって…。
「恵ちゃん、手大丈夫なの?」
………手?
あ、骨折してたんだった。
「今は大丈夫」
「そっか。恵ちゃん、すぐカッとなる癖、変わってないね」
「…社長にも言われた」
「ああ、あの会社の?ふふふ。さすが社長さん、分かってる~」
なんか、河原さんと話すと和むな。