「愛してる」、その続きを君に

あらすじ

舞台は小さな港町。


幼なじみの夏海（なつみ）、信太郎（しんたろう）、雅樹（まさき）は、恋と友情の間で苦悩しながら、少年期から青年期への微妙な時期に入っていく。


進路、夢、恋愛…


さまざまな悩みの中で、３人の関係は幼い頃のままではいられなくなる。


一途に信太郎を思う夏海と、叶わぬ恋と知りつつも彼女をそばで支えつづける雅樹。


親友の想いを知り、身を引いたはずの信太郎の、あきらめきれない秘めた恋。



彼らはそれぞれの恋を模索しつつ、将来への夢に向かって新たなる一歩を踏み出すなか、一つのこうが成就したかに思われた。


しかしそんな時、ある悲惨な事件が起こってしまう。



次々と容赦なくふりかかる辛い出来事に、けなげに立ち向かう夏海。


いかなるときも彼女に寄り添いたいと願う雅樹。


愛するがゆえに彼女を拒み続ける信太郎。


果たして、固い絆で結ばれていた彼らの運命は…



すでに完結した小説、「はぐれ雲。」で登場した人物の出番もあります。