天神劇場
「まぁいいよ」
いいのか…。いいか、もう面倒だし。ここに来るまで何頁使ってることか…。
「生々しいね」
それが現実。
さあ、早くスペシャルバカの所に行かないと。
「龍太郎なの?どうせなら可愛い女の子とかさあ…」
あー、はいはい。行きますよー。
「…ま、いっか」
そして白雪姫は悪の手先から逃れ、森の奥へと迷い込みました。
「大袈裟だねー」
台本に書いてあるからいいの。
あ、あれ小屋だ。
「ここ?……ちわー」
「……誰だ?」
「白雪姫でっす」
「チカじゃねぇか…」
「白雪姫だってば」
バカは小人なんだからちゃんとやりなさいよ。
「だから何で俺はいつもこんな役なんだよ……」
「似合ってるよ」
「嬉しくねぇよ」
あのさ、話進まないから黙ってくれない?
「てか次なに?」
えっと……林檎。
「あ、死ぬの?」
そう。お婆さんが売りにくるからそれ食べて倒れて。
「はいはーい」