天神劇場
ああ、これはもう王子様のキスでしか白雪姫は救えない!
「どういう流れだよ」
「よく知らないって言ってんでしょ」
うるさいですよ、そこ。
…ああ!王子様のキスが!
「……何で二回言ったのよ」
王子様が出てきやすいようにですよ。
「逆に出難いんですけどー」
「あ、王子だ」
ほらあ。
「出て来にくいって言ってただろうが。どや顔止めろ」
「……で?何すればいいわけ?」
白雪姫にキスして下さい。
「し、白雪姫ってチカじゃんっ!」
そうですよ?
「き、キスなんて……」
寧ろチカ以外にキス出来ないでしょう。
「……そりゃ、そうだけど…」
さあ、ページ数も残り少ないのでどうぞ!
「(ま、まあ……フリなら……)」
王子様が倒れている白雪姫にそっと顔を寄せた。
瞬間。