天神劇場

休憩と称しまして



【もしも遥の性格も皇帝風だったら】



「月」

「あら、遥さん。どうしたんですか?」

「……」

「あの?(…何故無心)」

「ふっ……月は今日も可愛いな」

「………は?」

「食べてしまいたい」

「…ついに頭が…?」

「月……」

「いや、あの、何故手を頬に……近いです」

「……」

「え、本気ですか……ちょ、遥さんっ!?」

「愛してるよ、月」

「っ、」



―――



「……という夢を見ました」

「へ、へぇ……(何それ夢の中の俺キモッ!)」

「中々新鮮でしたね」

「ほ、ほぉ……(月はそういうのがタイプ何デスカッ)」

「まあ、別に嫌いではありませんね」

「え……」

「(ああでも、やはり此の方が…)」



本当は
隣にいれば何だって






(何だコレ)

(ニュー遥)

(どこら辺が皇帝風だ?)

(……『ふっ』とか?)

(……)




< 26 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop