天神劇場
休憩と称しまして
【もしも遥の性格も皇帝風だったら】
「月」
「あら、遥さん。どうしたんですか?」
「……」
「あの?(…何故無心)」
「ふっ……月は今日も可愛いな」
「………は?」
「食べてしまいたい」
「…ついに頭が…?」
「月……」
「いや、あの、何故手を頬に……近いです」
「……」
「え、本気ですか……ちょ、遥さんっ!?」
「愛してるよ、月」
「っ、」
―――
―
「……という夢を見ました」
「へ、へぇ……(何それ夢の中の俺キモッ!)」
「中々新鮮でしたね」
「ほ、ほぉ……(月はそういうのがタイプ何デスカッ)」
「まあ、別に嫌いではありませんね」
「え……」
「(ああでも、やはり此の方が…)」
本当は
隣にいれば何だって
*
(何だコレ)
(ニュー遥)
(どこら辺が皇帝風だ?)
(……『ふっ』とか?)
(……)