天神劇場
場面は変わってお婆さんの家。
バンッ!!
「あん?誰だよ…扉が壊れるだろうが……」
「よお」
「あ゛?ヤン男じゃねぇか。何しに来た」
り、龍太郎くん!お婆さんなんだから!ちゃんとやってよぉ。
「ああ……つーか何で俺が婆さんなんだよ……」
「ハッ!お前にはお似合いだよ!」
「てめぇ!……うおっ!?」
「ちょっとそこに入ってろ」
狼はお婆さんを縄でグルグルにしてクローゼットへと押し込みました。
「んー!んー!」
「うるせぇ!黙ってろ!」
ああ…、狼さん早くしないと赤ずきんが来てしまいますよ。
「お、おお……寝てりゃいいんだよな?」
そうですよ。あ、赤ずきん来ました!
コンコン
「おばあさん?私赤ずきんよ。お見舞いに来たの」
「ん゛んっ……よく来たねぇ。入りなさい」
狼は裏声で赤ずきんを招き入れます。
……ぷくくくっ。へ、変な声!