天神劇場


あー?

何で俺がこんなことしなきゃいけねーんだよ。

こんなガキの遊びなんてやってられっか。


「ちょっとジロー。ナレーションだからって拗ねてないでちゃんとやってよ」


な、バッカ!拗ねてなんかいねぇよ!バカじゃねぇの、まっじで!

大体俺は先生だっ!呼び捨てにすんなっ!水無瀬ナンパ!


「そっちこそ名前違うけど。しかも今の俺王子だしー?」


うっぜ!こいつうっぜ!


「はいはい、いいからちゃんとやってよ?」


わかったっつーの!さっさとあっち行け!お前の出番はまだまだだろっ!


「まーね」


ったく…。最近のガキは生意気だなオイ。


「ちょっと、いつまで待たせるんですの?」


……やりゃーいいんだろ。



あーっと?

何かそこら辺に綺麗な娘がいたそうだ。


そんで、そいつは継母と義姉と暮らしていたんだが……。

つーか継母って、ママと母どっちも母親のことじゃねぇか。

二人いたのか?


「もー、ジローいいから先進めて」


いちいち出てくんなや!




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