光を背負う、僕ら。―第2楽章―
エピローグ
たとえ旅の始まりが
ひとりぼっちだとしても、
戸惑うことなど何もない。
旅路の途中で
きっと素敵な仲間に出会えるから。
大事な光を背負っている。
それだけ忘れなければ、
きっとどこまでも
歩いていけるのさ。
歩いていくと決めたなら
振り返る必要などないだろう。
ほら、
心の声を聞いて。
どんなに
詳細な地図も
どんなに
精密なコンパスも、
心の声が示す道しるべには
きっと敵わない。
その道しるべがある道なら
僕らは自信を持って
歩いて良いと誓ったんだ。
間違ってるのかなんて
誰にも決めさせない。
最後まで旅をした者だけに
その答えを知る権利があるのだから。
だから、さあ
怖がるものなど何もない。
背中に光を浴びて
真っ直ぐ光った
その道の先へ
歩いていこう。
運命の扉は
もう開いているから。
【完】