雨上がりの虹の下で【完結】

もちろん柔道部の彼もそこに居て女子はみんな彼に釘付けだった。

柔道部の男の子と対戦になり、ギャル系の目立つ子たちがバドミントンをやめて彼の試合を見たいと言いだした。

もちろん最初はダメだと言っていた先生だけどみんなが見たい見たいと言い出すものだからしぶしぶ「いいよ」と言って私たち女子はバドミントンを中断して畳を囲んだ。

私も彼の柔道姿を見れることになってうれしかった。

「えっ、何々?!」
畳の周りに集まってくる女子を見渡して大志はびっくりしたように呟く。

「大志っ!みんな見てるんやからしっかりね!」
ギャル系の1人が三吉くんに向かって叫んだ。


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