雨上がりの虹の下で【完結】

3;告白 past


まさかこんな日が来るなんて思いもしなかった。

部活の始まる前の時間にパートごとで集まって話すのが毎日の日課だった。

今日も同じメンバーで学校での出来事や恋愛事情を話したりする。

私なんかみんなに話せるようなこともない。一週間前の出来事だってみんなに話しても面白くないと思う。

だからあの出来事は自分の心の中にとどめておこう、そう決めていた。

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