雨上がりの虹の下で【完結】
ポツ…ポツ…
ポツポツと降っていた雨がザーザーと降りだした。
「嘘やん!最悪」1人で文句を言いながら走る。意外と大粒の雨。
私は地元の守り神である神社の鳥居の横に立っている木の下に行った。
「なんか懐かしいな」小さいころはよくこの神社で遊んだ。
まさか高校生になってこの神社の木に助けてもらうなんて思いもしなかった。
「あっ、楽器ヤバイ」家で久しぶりにきれいにしようと思って持って帰ってきていることを思い切り忘れてた。