ずっと一緒だよ…
「マーチ?


まだ足は


大丈夫?」







「ワンッ!


ワンッ!」







「そうか〜。


良かったね〜。」









マーチが退院してから



もう…






二度と後悔したくなかった私は



足の様子を



毎日見るようにしました。















本当は…






大丈夫なんかじゃ



無かった。










父や母には


マーチの癌が




再発した事を





黙っていました。









私が


何故…黙っていたのかと言うと






再発し始めた頃


マーチが私に










「もう…僕は


このままでいいんだ。


これで


いいんだ…。


みほが


こうやって僕の所に


戻って来てくれた。それだけで…




みほが


僕の傍に居てくれれば


それで


いいんだ…。



だからお願い。


誰にも


言わないで。」




そう言った気がしたから…。



納得は出来きなかった。









でも…





今、こうやって



マーチの傍に



居て上げれるのは



私しか…居ない。







そう思いました。
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