ぼくらの七夕大作戦!
七夕の夜、お母さんは短冊に「家族みんなが楽しく元気ですごせますように」ってかいた。
お父さんは「日本の景気がよくなりますように」だって。
ぼくは「およげるようになりますように」ってかいた。
お姉ちゃんは、ぼくの短冊をみて大笑いだ。
「あっ。おかあさん見て、たいがの。泳げますようにだって!泳げないのは自分の努力がたりないからだよ。練習しなよ。ばっかじゃないの?」
なんていやなお姉ちゃんだ。わかなちゃんとこうたいしてほしい。
ぼくはふとんの中で泣いた。
お姉ちゃんの「ばっかじゃないの」がくやしくてくやしくて、泣きながら眠った。
ふと、じぶんのじゃない泣き声で目が覚めた。
きものみたいなかっこう。男なのに、頭をおだんごにしている。
先生によんでもらった紙芝居に出てきたから、ぼくは男の人がだれだかすぐにわかった。
「ひこぼしさんだよね。どうしてで泣いてるの?」
お父さんは「日本の景気がよくなりますように」だって。
ぼくは「およげるようになりますように」ってかいた。
お姉ちゃんは、ぼくの短冊をみて大笑いだ。
「あっ。おかあさん見て、たいがの。泳げますようにだって!泳げないのは自分の努力がたりないからだよ。練習しなよ。ばっかじゃないの?」
なんていやなお姉ちゃんだ。わかなちゃんとこうたいしてほしい。
ぼくはふとんの中で泣いた。
お姉ちゃんの「ばっかじゃないの」がくやしくてくやしくて、泣きながら眠った。
ふと、じぶんのじゃない泣き声で目が覚めた。
きものみたいなかっこう。男なのに、頭をおだんごにしている。
先生によんでもらった紙芝居に出てきたから、ぼくは男の人がだれだかすぐにわかった。
「ひこぼしさんだよね。どうしてで泣いてるの?」