スターチス~変わらない誓い~
5分後
昔の公園が見えてきた。
やっぱり公園に来ると、
辺りは銀世界。
歩くたびに、いい音が私の耳に入ってくる。
「着いた。」
公園にはすべり台、砂場、ブランコ。
これだけしかなかった。
しかもそれらすべては本当に小さい。
小さな公園だから遊具はこんなんでいいと思う。
この小ささが私にとっては1番落ち着く。
「こんな時間だから誰もいないよね…」
ボソッと呟いた。
こんな時間にいるのは新聞配達のお兄さんと、
おじいさん、おばあさんかな?
そう思いながら
私は公園の中を歩き出した。