鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》

しかし、ただ……出来る事なら、出来るだけ…もう、

――会いたくはないのだ。


―――「あらあ、菜々子ちゃん。

今日のヘルプは菜々子ちゃんだったのね。
良かった。
中森さんだったら、私、あまり話せないから。
何だかあの人、いつも怒ってるみたいに黙ってて、苦手なんだよね」

「………。
今日は、よろしく」

……私も、黙り込んでしまえば、あなたに苦手だと思っていただけるかしら………。






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