鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》
「浮田さん!!落ち着いて!」
私はまたしても仲裁に飛び出す。
「あら、正義の味方が現れたわ。
私がどうせ、悪いんでしょ。
はいはい、このバカな中国人の相手をしきれなくてすみませんね!!」
……ムカッ。
「別にあんた一人が悪いとは言ってねぇよ。
…まあ、あんたがそう思うならそうなんだろうけど。
…シャンメイ、こっち来て。
私の仕事を手伝うんだよ」
「…ハイ」
「ちょっと!鳴瀬さん!!
じゃあここはどうなるのよ!?
私が一人でやるの!?」