鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》

「いやあ、頑張ったよ。
死ぬかと思った」

直哉が満足そうに汗を拭っている。

……そりゃ、そうだろ。

このデカさは。
あり得ねぇ…。

「菜々子、この部屋は掃除機かけなくてもいいね。
床がないから」

「………」

…そんな問題か。
そこは喜ぶべきところなのか…。




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