鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》


ニコッと嬉しそうに笑う彼を見て一瞬私は固まった。


うわ。
ヤバい。
こいつ、なかなか男前じゃアリマセンカ。


私の中でのランクが、モジモジ、ボンヤリ、のイメージから一気にイケメンのジャンルに入った工藤くん。


思えば、この人は、今のような些細な質問も全て私に聞いてくる。


まさか。

鳴瀬にちょっと、気があるのでは?


………な〜んてな。
言ってみたり……。




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