鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》


そんなある日。

「え。飲み会?
無理無理。私ゃ、その日は夜勤だよ」


親睦会を面倒臭さから即決却下した私。

「あら、残念。
工藤くんはその日は休みだから参加するらしいのに。

鳴瀬のお気に入りじゃん。
ふぅん、来ないのかぁ。
残念だなぁ」


岡野が嬉しそうに私を見ながら言う。

「え!工藤くん参加なの!」

「そうだよ。
俺は休みだからさ、鳴瀬が参加するならシフト代わってあげようかなぁ、なんて思ってたけど。

お前が参加しないなら、俺が行こうかな〜」





< 158 / 244 >

この作品をシェア

pagetop