鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》



それからしばらくして。

「おい、鳴瀬」

タメの森戸が私を呼んでいる。

「何だよ」

クイクイッと顎を上げて来いというジェスチャー。

………?


森戸に連れて来られたのは男子ロッカールーム。


あの。
一応、女なんですけど。

なんて思っていた私に森戸が話を切り出す。


「昨日の飲み会でさ……」

「ん?何だよ」




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