鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》


「工藤がさ、」

「何」

森戸は言いにくそうに話を一端区切る。

「何だって。工藤くんがどうしたの」

………?何だ。

………ちょっと待てよ。
この展開は。

まさか。

工藤くんは、私を……?

いやいや、ないだろ。
いくら何でも…。

第二の山根・小林に、……私が?!





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