鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》

そっと背後から声をかける。

「ねえ、ママ、小説書いててもいいかな。
悟を見ててくれる?」

「うん、いいよ。
イケメンエリート、だろ?」

「は」

「直ちゃんが言ってた。
ママはイケメンエリートのお話を書いてるって」

「……」

直哉め。





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