鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》


「は?高校生!?
山根くんがいくつの時に出来た子よ!?」

「うーん、と、十七?かな」

は…?
私と…タメ…だったよな?

何と、まあ。


「あんた、早いんだねぇ。
うちはまだ小学生だよ」

「そうですねー。
兄弟に見られたりなんかもしますね」

…見えるよ。

山根くんは二十代前半にも見えなくはない。

しかもかなりのイケメン兄さんなのだ。




< 63 / 244 >

この作品をシェア

pagetop