鳴瀬菜々子の奇妙な日常《まあ、いっか》
きゃはははは…って。
い…痛いんですけど…。
その直後…。
ドスン!!
「アー!!キャハハハ!!」
悟が頭上から降って来た。
…うう…っ…。
目の前には悟のプニプニしたお尻…。
いっ…息が、出来な…、
「ちょっと、直哉!!
何遊んでんの!!
ライチがウンチしたよ!!」
…え。
悟を持ち上げて、脇にやっとの思いで下ろすと、犬小屋に目を遣る。
……あ。
ほんわかと、生まれたての茶色の物体が目に入る。
俺はテレビを諦めて、フラフラと犬小屋に向かうと、それをそっと掃き取りトイレへと流しに向かう。
トイレで水のレバーを下ろした瞬間、リビングのテレビから歓声が上がる。