信じてmyprinces



「ッ!?いだだだだだっっ!」

ほっぺ、ほっぺがああ~~!
ほっぺがいたいー…い、た、い?ゆめ、じゃない??



「かわいい顔の子猫ちゃん、わかったー?」


はい、わかったので
「ほっへ、はひゃひてふふぁふぁい」

ほっぺ、離してください。



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…つまり


①わたしが店の商品をカバンに入れたのをみた



②店を出ていくわたしを見て、
見過ごしてやるから商品返しといたほうがいいんじゃないか
的な話をするため人のいないとこへ連れていく



③わたし気絶/(^〇^)\



④わたしの家がわからない(当たり前)&置いていくわけにもいかないので家にお持ち帰り



⑤今。


らしい。

①不明!①!



「わたし万引きしてないです。」

「……カバン見てみな」




「あなたねぇ、わたしこれでも結構常識人な………の」


わたしのカバンのなかには見慣れないアメリカンなお菓子の袋。

普段お菓子を食べないし、こんなの絶対ありえない…



「ま、まさか!!あなた、わたしをはめようとしてないですか??わたし、これでも…」
「○○高校の秀才?…なんなら店で監視カメラでもチェックしてもらえば?でも、いいのかなあ…○○高校て厳しいんだよね?万引きだってハッキリしたら……ね?」

わたしの高校のわかりやすいブレザーの制服を見てにんまりとヤツは笑った。




「………わかりました…」

このクソ野郎のおかげでその場はしのげたわけですね…


「……でも…どうしよ…これ…」


このウルトラハイパー鬼畜嘘つき人でなし野郎の話どうりだとしたら
わたしのカバンのなかのお菓子は精算前の万引きされた商品。


どっちみちわたしは万引き犯?!?



「はああぁぁー…なんでわたし万引きなんか……きっとストレスのせいだ…」

自分に負けた自分に腹が立つ。

無意識にでもそんなことするまで追い詰められてたんだ、わたし。


悔しい…わたし終わりだ…

なんて思ってたら涙がニジム。







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