30女のレンアイ事情
「奈月。そいつ誰だよ。」
まだ聞いてくるよ…
もう勘弁して。
「えーっと、いや、本当、なんてゆーか、あはは。」
「笑って誤魔化すなよな。」
修二怖いよ!
なんでそんな不機嫌な訳!?
助けを求めて日向を見るけど、ニコニコしてるだけで、全く助ける気ない。
「あのね修二。日向はなんてゆーか…親戚で。本当それだけ。近く通ったからって家に寄ってくれたんだって。ね?日向?」
お願いだから話し合わせてよ日向!?
そんな思いを込めて肘でヤツを小突く。
「あー…奈月さんのただの親戚ですよ。まぁ色々と…あっち関係でもお世話になってるだけなんで。」
お、おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!
あっち関係ってなんだよ!!