かふぇもか
唯は少し寂しそうな顔で、


「頑張ってね」


と言ってくれた。


思わず抱きつこうとすると、またひょいとよけられた。


さっきのキスで警戒されているのだろう。


唯の誕生日は10月31日だった。


誕生日を祝ってくれたので、ぜひわたしも祝ってあげたかった。


でも、もうここには戻らないと決めた。


「ほんとの誕生日プレゼントは帰ってから送るからね」


わたしは意味ありげに唯に囁いた。


するとなんと、唯はこともあろうか思いっきりビンタしてきた。


「いっだ~~い」


「もう二度と戻ってくんな!」


みんな爆笑していた。
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