かふぇもか
「さ、寒い・・・」
ノドの乾きよりも先に出たのはやはり寒さだった。
口がガクガク震えて歯がぶつかる。
コートが水を含んで信じられない位重くなっている。
その子に手伝ってもらったので、時間はかかったけど苦労して脱ぐことが出来た。
「ここの近くに自分の働いてるお店があるから」
やっと立ち上がったわたしの腕を肩で支えるようにして、その子は私を運んでくれた。
ノドの乾きよりも先に出たのはやはり寒さだった。
口がガクガク震えて歯がぶつかる。
コートが水を含んで信じられない位重くなっている。
その子に手伝ってもらったので、時間はかかったけど苦労して脱ぐことが出来た。
「ここの近くに自分の働いてるお店があるから」
やっと立ち上がったわたしの腕を肩で支えるようにして、その子は私を運んでくれた。