かふぇもか
8時にアパートを出て昨日のカフェに向かった。


唯はこれからバイトなのだろう、エプロンを持参していた。


カランカラン、唯が扉を開けるとマスターが駆け寄ってきた。


昨日はコンタクトが無くてよく分からなかったけど、サラサラの髪をしていて目はパッチリとしていて、口髭をたくわえている。40代位だろうと思った。


よく童顔の男の人は年相応に見せる為に髭をたくわえると言うけど、その典型だと思った。


髭が無ければ30代に見えるだろう。


マスターはわたしを奥の席に座らせた。


マスターがわたしの向かい側、唯がその隣に座る。
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