かふぇもか
「具合はどう?」


「だいぶ良くなりました。奥さんの洋服までほんとにどうもありがとうございました」


「どうして昨日あんなことしたの?」


マスターは単刀直入に聞いた。


「え~っと実は、記憶喪失になってしまって・・・」


わたしはとっさにウソをついた。


マスターは、「じゃあ、警察に行こう」と言った。


「警察はチョット・・・」


「ウソでしょ、絶対」


唯がすかさず言った。


「はい、ウソです」
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