かふぇもか
わたしがこの会社に入社して3ヶ月が経った今日、わたしがここの社員になれるかが決まる日だった。


入社して3ヶ月までは試用期間だった。


就業後常務から呼び出しがあった。


「桐原 紗美さん」常務は静かに話し始めた。


わたしが今まで頑張ってきたのは認めるけど、まだ派遣社員の給与計算は任せられないこと。


そしてわたしの代わりが新しく入社した彼女になり、私を社員には出来ないということ。


事実上のクビだったー。

< 7 / 223 >

この作品をシェア

pagetop