かふぇもか
高速で3時間かけて家に帰ると、母が飛びついてきた。


「紗美~~~、どうして連絡くれないの~、心配したんだよぉ~」


わたしはこれまで太一の家に泊まることはあったけど、その都度連絡は入れていた。


昨日はそれが無かったから、母はわたしがどこにいるか分からなくてとても心配したんだろう。


ずっと一緒だったからー。


考えてみたらわたしはこの30年間、実家を離れたことが無かった。


これはいい機会かもしれないな。
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