かふぇもか
「唯ちゃんは?」


「自分もここに残ろうかな。紗美さんまた死のうとするかもしれないし」


唯はお昼ご飯のベーグルを食べながら答えた。


「でも、唯ちゃんは成人式があるじゃない」


わたしは言った。


「着物着たくないし。家族には会いたいけど」


「いいの?」


「いいよ、スカイプとかしてるから気にしないで」


わたしは悪いと思いながらも、唯がここに残ってくれることが嬉しかった。
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