青空メモリー
俺の知っている奴だった。
水城真(みずき まこと)…まぁ世間でいう幼なじみだ。
「お前かよって何よ」
「あれ?十夜の知り合い?」
「十夜に知り合いいたんだ」
最後に周がひどいこと言ったのは聞かなかったとして、奏汰は真と話を進めていく。
やっぱりそこは奏汰に任せて俺は隣の席をみる。
隣に真はいなかったはず。
隣には可愛らしい感じの女の子がいた。
この子が紫乃という子だろうか。
あ、目が合った。
そらされた。
「ってことでまこっちゃんと紫乃ちゃんと俺らの6人で遊ぶよ!」
そういうことに決まったらしい。
真と遊ぶなんて久々だ。
てか何して遊ぶんだろう。
俺は心のどこかでその日を楽しみにしていた。